伊豆・川奈に導かれて ―地域に仕え、教会に仕える  山本文夫/山本淳子[共著]

20181114_01山本文夫/山本淳子共著
伊豆・川奈に導かれて 
―地域に仕え、教会に仕える
 
四六判美装・152頁・1,000円+税
ISBN978-4-907486-78-5  C0095

書評は
伊豆新聞・伊東版
クリスチャン新聞

 
 
 

 
日没には時間がある。そのまえに、 「いい人生だった」と言ってみたい。  
 
相模湾を望む伊東市・川奈に第二の人生の居を構え、生き方をそれまでの〈テーク:Take〉から〈ギブ:Give〉へと切り換えた時、見えてきたものは……。キリスト者である夫妻が、随筆・絵画・写真で軽やかに綴る伊東の自然、地域の人々との交流、神への想念。地元、「伊豆新聞」連載エッセイを中心にして。
 
 
著者紹介
20181114_02やまもと・ふみお 1946年東京生まれ、1958年世田谷中央教会で受洗、慶應義塾大学卒業。三井住友海上火災保険株式会社役員、三井住友海上プライマリー生命創業社長を経て、2001年静岡県伊東市川奈に移住。小室山富士急別荘地自治会長、川奈聖書教会役員。
 
やまもと・あつこ 1945年岩手県盛岡市生まれ、山本文夫とは同じ会社で知り合い、その後小平教会で受洗、1男2女を育て、クリスチャンホームを築く。

 
目次紹介

はじめに
第1章 伊豆・川奈に導かれて〈山本文夫〉
 
伊豆の魅力 ―過酷なルールで伊豆半島一周―
ミツバチのレクイエム① ―〝1億のいのち〟の架け橋を担う―
ミツバチのレクイエム② ―せめぎあう生と死―
人は歴史に学ばない ―身近に潜む〝悲劇のタネ〟―
伊東市の文化の拠点づくり ―クラシックに適したホールを―
ドイツ・オーストリア・チェコに見る ―繰り返された紛争の歴史―
メガソーラー、世界の笑いものになる前に ―貴重な自然景観、生物環境―
 シカを食べて森を守る ―天城中心に3万頭―
まぼろしの蝶 ―日本縦断、伊豆半島にも―
自然の森を復元したい ―荒れ地に植樹、山野草花壇の整備―
アサギマダラがやってきた ―伊豆半島はまぼろしの蝶の産卵場―
自然界のリニューアル ―気遣いたい〝心の再生〟―
景観、美観、クール伊東 ―景観保全へ条例の活用策を―
ネズミとの知恵くらべ ―殺鼠剤も罠も空振り―
1本足のヤマガラ ―生きていく力に感動―
葉っぱに学ぶ ―無駄のない生きざま―
動物たちとのプロトコル① ―路上でハリネズミが昼寝―
動物たちとのプロトコル② ―人が好きなヤマガラ君―
天皇、皇后が来られる ―陶芸家辻照子さん宅の1時間―
燻製づくりの楽しみ ―一番は富士山サーモン―
ジビエにチャレンジ ―家庭でできる簡単調理法―
水とは不思議なもの ―心の内にも清い水を―
ツバキのいのち ―いのちは儚いが神の言葉は変わらない―
60歳からの健康法 ―畑に合唱、プール体操―
民泊・ミニソーラーの弊害 ―地域社会への配慮を―
メジロの知恵深さ ―丁寧に巻かれたクモの糸―
世田谷の自然、ノーモア ―質素でも健全な生活―
人生100年時代の過ごし方 ―子どもたちの助けに―
みかんの花咲く丘 ―相模湾にみた〝平和の空間〟―
シジュウガラの子育て ―巣立ちの時にみた〝異世界〟―
米国から来た友人 ―最悪の貧困を作る自然破壊―
伊豆の自然はタカラの山 ―いのちに囲まれた至福の時間―
フランストマトの面白さ ―伊東を高級野菜の生産地に―
小室山の一銭硬貨 ―「大正10年」植林の地に思う―
ヘビたちの四季 ―生きていく姿さまざま―
悲しみの向うに ―試練あってこそ咲く花―
虫たちとの共生 ―生物に学ぶ技術の進歩―
カエルたちのエクソダス ―新天地求め決断の時―
夜中に鳴きかわす動物たち ―緊張のなかに〝熱い親子愛〟―
前市長の逮捕で思うこと ―伊東市は今変わらないでいつ変わるのか―
カラスのいたずら ―一輪の花、共に生きる歓び―
アメリカ考 ―度量ある友に、もっと主張を―
「西郷どん」の信条 ―天を敬い、民を愛する―
小室山の人々 ―地域のため骨身を惜しまず―
美しい生命共同体、ニホンミツバチ ―人間は果たして高等動物なのか―
 
第2章 世田谷動物物語〈山本淳子〉
せきれいのリズム
嵐とキジバト
カオリとミニウサギ
愛犬プッチー
 
第3章 神に生き、神に生かされ〈山本文夫〉
人はひとりでは生きていけない
明治期のキリスト教
福沢諭吉とキリスト教
家族とキリストの出会い、父と小泉信三先生との出会い
ただのサラリーマンになりたくない
あとがき