20190624_002_00250年以上前からあった「心のノート」
子どもたちと教師の記録 
福田節子[著]

四六判・376 頁
本体1,800 円+ 税
ISBN978-4-907486-93-8 C0037

書 評
『千葉日報』2019.06.16.日 

 

 

 


特許庁に商標登録された「心のノート」が 50 年のときを経て、いまよみがえる!

第33 回(1984 年)読売教育賞受賞 ―記録を残して20 年―  
私が子どもたちの記録を残してきたものは大きく分けて二つある。一つ は「教師が残すもの」であり、もう一つは「子ども自身が書いたもの」で ある。後者は「個々のノート」「作品集」「テスト綴り」などであるが、な んといっても「学級文集」と「心のノート」が大きなウェイトを占めてい たことは間違いない。  
……子どもたちはノートを書き続けることによって、物事を見つめる まっすぐな目と、自然の小さな変化に感動する心と、家族や友達・周りの 人たちの暖かさを感じる心に気付きはじめ、それを思ったまま文章に表わ すことによって「心」の存在をはっきりと獲えることができてきたのでは ないかと思う。  
どうして今、50 年以上も経った私の手許に子どもたちの「心のノート」 の記録がたくさん残っているのだろうか。

著者プロフィール
茨城県鹿嶋市生まれ 1941 年(昭・16)/茨城県立麻生高等学校卒 1959 年(昭・34)/千葉大学教育学部卒 1963 年(昭・38)/千葉市立小学校勤務1963 年〜1991 年/千葉大 学教育学部講師1991 年〜1998 年/千葉大学大学院 (単位取得) 1998 年〜2002 年/大東文化大学文学部講師 2001 年〜2011 年/茨城県こじか幼稚園勤務 2011 年〜現在/第33 回読売教育賞受賞「記録を残して20 年」 著書 『さらしなの子ら』(自費出版)/『翔びなさい教室の天使たち』(講談社)/『先生 ぼくもできたよ』(講談社)/『小学校教師』(実業之日本社)/『くらしとあそび、自然 の12 か月』全12 冊共著(岩崎書店)  監修 『きのこの森のまよいの森のかみさまの森』(和泉書房)

主な目次

序章 なぜ「心のノート」だったのか

一章 「心のノート」を書き続けた子どもたち

① 笑わぬお姫さま
② にっこり王子さま
③ すみ子先生に会いたい
④ 弟の成長記録
⑤ 息子の「心のノート」を書き綴った母
⑥ 小便小僧の水はなぜ止まらない
⑦ 先生のすわったいす
⑧ 十年目のしおかぜ
⑨ 「あおげばとおとし」を歌わせて
⑩ 卒業まであと243 日


二章 「心のノート」に綴られた子どもたちの心

① 家族のこと・家庭生活の中で
② 友だちのこと
③ 学校生活の中で
④ 先生のこと・先生へ
⑤ 「心のノート」のこと
⑥ 自然の小さな変化・身近な生きものに心 をとめて
⑦ 社会に目を向けて・その他

終章 なぜこの本をまとめようとしたか

資料集