20191001_2新書判・256 頁・1,200 円+ 税
ISBN978-4-907486-95-2 C0216

 


著者プロフィール

松島雄一(大阪ハリストス正教会司祭)
1952 年香川県生まれ。印刷会社営業職を経て、1990 年正教神学院入学、1993 年卒業と同時に司祭叙聖され、今日に至る。名古屋ハリストス正教会、半田ハリストス正教会管轄司祭等を経て現在、大阪ハリストス正教会司祭。 訳書:『正教会入門』ティモシー・ウェア(2017)、アレクサンドル シュメーマン『世のいのちのために―正教会のサクラメントと信仰』(2003)共に新教出版社。アントニー・M・コニアリス『落ちこんだら―正教会司祭の処方箋171』(2017)、ヨベル。監修:ジョセッペ三木『師父たちの食卓で―創世記を味わう 第1 章〜第3 章』(2015)、ヨベル

焦がれは、渇仰、希み!
正教ならではの、斬新な聖書理解。

正教会一年間の教会暦に沿って語られる言葉が、 すべての人を福音的な霊性(いきかた)へと開花させる。 聖体礼儀(ユーカリスト)体験が手で触れるように分かる47 の説教&論考etc。

正教のある聖師父(ニコラス・カバシラス)が「狂おしいほどの愛」と表現した愛、その愛の熱さへの立ち帰りだからこそ、「悔い改め」は私たちにとって救いなのです。  ビザンティンの神学者カバシラス(Nicholas Cabasilas, 1322~1392 写真)は、神の渇きを「狂おしいほどの愛(マニコ ス・エロス)」と表現しました。私たちはその愛に応えなければなりません。手をさしのべ、キリストがご自身のお 体と血によって与えてくれる、尽きることのない水を、神の息吹きとともに飲みほし、この神の愛の渇きを癒して さし上げなければなりません。

主な目次
第一部 礼拝説教から
第1 話 平凡を生きる―空白の三十年  降誕祭に
第2 話 天が開けて―ヨルダン川での神テオファニイ現 神現祭に
第3 話 光栄から光栄へと―変容の分かち合い 主の変容祭に
第4 話 生神女マリヤ―神に申し出られた女 生神女マリヤの祭日に 
第5 話 十字架―苦しみを受け葬られ  十字架の祭日に
第6 話 「急いで降りておいで」―見たいというのぞみ
第7 話 まことの痛悔―砕くのではなく、砕かれる
第8 話 放蕩息子のたとえ話―真の主人公はだれ?
第9 話 最後の審判で―愛さない者は死んでいる
第10 話 ひとりでは救われません―人々のあやまちをゆるすなら…
第11 話 これよりもっと大きなこと―驚きでしか受け止められないもの
第12 話 彼らの信仰を見て―まことに、まことに「あっぱれ」
第13 話 笑われましょう―イエスの死、いのちの始まり
第14 話 信じます、不信仰なわたしを―知っている、この気持ちなら
第15 話 仕えられるためではなく、仕えるため
第16 話 結末はいったん忘れて  聖枝祭に
第17 話 主の喜びに入れ  復活大祭に
第18 話 わが主よ、わが神よ   トマスの主日に
第19 話 どのように主を愛するのか  携香女の主日に
第20 話 どうせ、わたしは  癱者の主日に
第21 話 互いに水を求めて  サマリヤ婦の主日に
第22 話 まだ見えていないもの  瞽者の主日に
第23話 「 永遠のいのち」とは  諸聖霊父の主日に
第24 話 「待っていなさい」 昇天祭から五旬祭に
第25 話 わたしにふさわしくない 衆聖人の主日に、ほか

第二部 「教会」理解の鍵 講演から、雑誌寄稿エッセーから
第44 話 生神女マリヤ 正教の理解
第45 話 祈りに興じる 至聖三者修道院滞在記
第46 話 「驚き」の回復のために
第47 話 正教の礼拝 受難週