20191001_1

渡辺善太著作選 全14 冊 別巻1
新書判・208 頁・1,800 円  
ISBN978-4-907486-96-9 C0216

 

 

巻頭論考:聖霊の吹いた「跡」をたどる―ヨハネ福音書によせて―大貫 隆

神学と体験の不可分 大貫 隆(新約聖書学・古代キリスト教思想史)  
……その時点で私は『新約聖霊論』(本書改題前)を未見であった。 それから早くも40 年あまり。……ブルトマンとケーゼマンの両者 に共通するさらに大きな欠は、「体験」としての聖霊がないことである。たしかに、「神学」の土俵上の聖霊論への目配りは、ない わけではない。しかし、著者(ブルトマンとケーゼマン)と教会共同体に 「聖霊が吹いた『跡』」への目配りは皆無である。言葉を換えて言 えば、その「跡」をたどりながら、福音書全体を読む解釈学的視 点がないのである。
……こうして問題は、本書の著者(渡辺善太)が 畢生の課題とした正典論と密接に関連してくる。しかし、それに 立ち入ることは小論の任ではない。ただ一つここで言えるのは、 ケーゼマンの件の判断が、「聖霊の吹いた『跡』」をたどる解釈学的視座を欠いていることと決して無関係ではないだろうというこ とである。この意味で、本書の結語の最後に記された「神学なき体験は盲目であり 体験なき神学は空虚である」という言葉には、 深く頷けるものがある。(書き下ろし巻頭論考より)

渡辺善太著作選 全14 冊

1) 偽善者を出す処  ―― 偽善者は教会の必然的現象 ――  304 頁・1,800 円  ISBN978-4-946565-75-5 C0016 〈第1回配本〉

2) 現実教会の福音的認識、他  318 頁・1,800 円  ISBN978-4-946565-76-2 C0016 〈第4回配本〉

3) 聖書論 ―― 聖書正典論 1/ Ⅰ  288 頁・1,800 円  ISBN978-4-946565-77-9 C0016 〈第2回配本〉

4) 聖書論 ―― 聖書正典論 2/ Ⅰ  256 頁・1,800 円  ISBN978-4-946565-78-6 C0016 〈第3回配本〉

5) 聖書論 ―― 聖書解釈論 1/ Ⅰ 予240 頁〈次回配本〉

6) 聖書論 ―― 聖書解釈論 2/ Ⅰ 予240 頁

7) 聖書論 ―― 聖書解釈論 3/ Ⅰ 予240 頁

8) 聖書論 ―― 聖書神学論 1/ Ⅰ 予220 頁

9) 聖書論 ―― 聖書神学論 2/ Ⅰ 予220 頁

10) 聖書論 ―― 聖書学体系論 一試論、他 予220 頁

11) 聖書的説教とは?    312 頁〈第6回配本〉

12) わかって、わからないキリスト教 308 頁・1,800 円  ISBN978-4-946565-79-3 C0016 〈第5回配本〉

13) 人間―この失われたもの 360 頁〈第7回配本〉 360 頁・1,800 円  ISBN978-4-907486-39-6 C0216 〈第7 回配本〉

14) 善太先生「聖霊論」を語る 208 頁・1,800 円  ISBN978-4-907486-96-9 C0216 〈第8回配本〉
別巻 教会と政治 予280 頁

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