大頭眞一[著]「焚き火を囲んで聴く神の物語・説教篇」聖なる神の聖なる民―レビ記

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大頭眞一[著]
「焚き火を囲んで聴く神の物語・説教篇」
聖なる神の聖なる民ーレビ記

YOBEL 新書069
新書判・192  ・1200円+税 
ISBN978-4-909871-47-3 C0216

書 評

2021年10月号「本のひろば」

「聖 」って、“ きよい” っていうよりか、はみ出すほどに激しく愛しちゃう人。

3500年前の神の民の旅は、世界的危機の時代に生きる私たちにとって無視できない鮮烈な表象に満ちている。脱出する、荒野をさまよう、約束の地をめざす、現代人の生き方にどう語るか、激闘するパスター・オオズ。

山田風音「ライフストーラー企画」社主 

ここに描かれているのは何と人間的な神さまでしょうか。「冒瀆」とさえ言えるほどに人間的な神さま。でも、よく考えれば神さまは真に人間的なお方であるはず。だってむしろ私たちが神さまのかたちに似せて作られているのだから。神さまと私たちが全然違っているという圧倒的な差異だけを強調すると、それこそみ言葉に否と言うことになるのかもしれません。 「解説」より 

主な目次

  • 神に会うために
  • 神に近づくために
  • 神のみ前に生きるために
  • 神に赦されるために
  • もろびとこぞりて
  • 感謝と喜びを
  • 今日を生きるために
  • 自由に生きるために
  • まっすぐ立つために
  • 焚き火を囲む校正 のおまけ集~ 解説に代えて~ 山田風音
  • 協力者の方々のプロフィール
  • あとがき …… 大頭眞一
  • 説教ができるまで その1 …… 大頭眞一(書下し) 
  • 楽譜 / 書評再録

大頭 眞一 おおず・しんいち 

1960年神戸市生まれ。北海道大学経済学部卒業後、三菱重工に勤務。英国マンチェスターのナザレン・セオロジカル・カレッジ(BA、MA)と関西聖書神学校で学ぶ。日本イエス・キリスト教団香登教会伝道師・副牧師を経て、現在、京都府八幡市の明野キリスト教会牧師、関西聖書神学校講師。

主な著書:『聖書は物語る 一年12回で聖書を読む本』(2013、2020・7版)、『聖書はさらに物語る 一年12回で聖書を読む本』(2015、2019・4版)、共著:『焚き火を囲んで聴く神の物語・対話篇―大頭眞一と焚き火を囲む仲間たち』(2017)、『アブラハムと神さまと星空と 創世記・上』(2019、2020・再版)、『天からのはしご 創世記・下』(2020)、『栄光への脱出 出エジプト記』(以上ヨベル)、「焚き火を囲んで聴く神の物語」(『舟の右側』2016年1月~12月まで連載、地引網出版)

主な訳書:マイケル・ロダール『神の物語』(日本聖化協力会出版委員会、2011、2012・再版)、マイケル・ロダール『神の物語 上・下』(ヨベル新書、2017)